仙台の平野では藤の花の美しさがピークになった
藤が咲くとそろそろ渓の調子が上がる
渓流釣り師がソワソワし始める時期だ
連休の混雑も終わった土曜
親方と渓で遊ぶ約束をした
渓に到着したのは朝の5時
日はまだ昇っていない
しかし視界はもう十分に確保されたので準備を始める
はやる気持ちを抑え・・・・
・・・られたようなられないような
いつもより支度が少し早かったような気がする
準備が整った林道を抜け渓に足を踏み入れる
雪代はすっかり終わっていた
盛期のように澄んだ水がとうとうと流れていた
入渓して早々
最初の淵でさっそく親方がヤマメを掛ける
そしてすぐ僕にもヤマメが
Nikon F3
CarlZeiss Makro-Planar T* 50mm f2
Fuji RVP-F
ミノーを凄いスピードで追いひったくっていったヤマメ
それはもう盛期の魚かと思えるくらいのスピードだった
二人で並んで魚の写真を撮る
最初からダブルヒットなんてよっぽど活性が高いんだと思った
その思いは間違いではなかった
それからもとても良い反応が続いた
交代でポイントを打っていくと次から次へと反応があった
淵の深場から表層を泳ぐミノーを突き上げるように食ってくる魚が多かった
どれも丸々と肥えた魚たちばかりだった
最初の一匹を撮った後
残りの魚は日が昇ってから撮ろう
そう思って渓に日が注ぐまではカメラを出さずに釣りをしいていた
入渓して一時間もすると渓に日差しが差し込んで来た
周囲の木々はもう日差しを目一杯浴びている
萌黄色が目にまぶしい
そんなころに釣れたヤマメ
ピカピカの美しい魚体
満足度はどんどん上がる
気温もどんどん上がる
萌黄色の眩しさが増す
渓の虫たちがどんどんハッチを始めた
魚の活性もさらに上がったようだった
早い瀬からも魚が飛び出してきた
二人で交代で投げる掛けるバラす取るを繰り返す
淵で釣るより格段に楽しい
早瀬でリップの立ったレイチューンに食ってきたヤマメ
もう完全に盛期の釣りだった
二人は瀬で数本のヤマメを釣り満足度がピークを迎えたのでその日の釣りを終えた
渓を抜けたのは10時過ぎ
大満足の渓だった
さあいよいよ今年の釣りも本番を迎えた
今年は良い釣りが出来そうだ