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2008年 05月 16日

足が攣るまで釣りをすること

昨日釣りをした
どうしても平日に思い切り釣りがしたかった
渓に一日ドップリと浸かりたかった

釣行前日は冷たい雨
気温の低下も続いた
けれど条件の悪さで中止するような時間の余裕が無い
天気が悪くても決行する

当日
もやの酷い朝だった
気温が急上昇したからだろう
車で走るとそれも取れて美しい朝焼けが広がった
カミさんの作ってくれた豆ご飯のオニギリを食べながら渓へ向かう

現場に着いた時
そこはまだ冷たい雨が降っていた
川は薄く濁り、条件的にはとても良いように思えた
しかし雨は降り続き、川の濁りはどんどん増して行く
川からの反応は鈍く辛い遡行だった
そんな悪い状況でも嬉しいことに魚からの反応がある
足が攣るまで釣りをすること_c0157761_21331497.jpg


やがて雨が上がると川の濁りも取れ始めた
なんと回復力の早い川なんだろう・・・

濁りが取れるととたんに反応が良くなる
ご機嫌なヤマメやイワナがルアーを思い切り追いかける
失敗しても何度も何度も
針に掛かるまで繰り返しルアーにアタックしてくる
足が攣るまで釣りをすること_c0157761_2136459.jpg

ああ
なんて素直なんだろう
そんな無邪気な魚たちを見ると
ただ単純にとても嬉しかった
足が攣るまで釣りをすること_c0157761_21421971.jpg

後半は雲も取れてとても美しい青空が広がった
萌黄色の山がとても美しかった
足が攣るまで釣りをすること_c0157761_21365130.jpg

気温も上がり、たくさんのカゲロウが羽化していた
キラキラと光を浴びて飛ぶ姿はとても儚く美しいものだった
セキレイやカワガラス達はその虫をここぞとばかりに夢中になって捕食していた
魚たちもしきりにライズを繰り返していた
そんな魚たちに釣られたのか
ヤマセミが目の前を一直線に通り過ぎて行った
二度目の遭遇
とても美しく荘厳な鳥だと僕は思う
嬉しかったな

そんなそこでは普通だろう自然が目や心を楽しませてくれた

魚釣りはもう十分に満足だった
それから僕は渓の石に座り写真を撮ったりぼんやり空を眺めた
そうしてかなりの時間を川で過ごした
最後は足が攣り、膝が笑っていた
着替えもゆっくり
そこから見た青空と萌黄はとても眩しかった
足が攣るまで釣りをすること_c0157761_21391054.jpg

もうこれ以上は釣りは良いや
そう思うくらい思い切り疲れ果てた
いわば思惑通りの釣行
目一杯の満足感を胸に山を下りた
Nikon FE
Ai MicroNikkor 55mm f2.8S
Fuji RVP100F


by s_t_r_e_a_m | 2008-05-16 10:36 | fishing-'08


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