今まで被災地の写真というのを撮ることが少なかった
ここでも殆ど紹介したことはないと思います
身近で起きた大災害
自分達の生活圏がズタボロになった姿
見るのが辛かった
だから写真なんて撮れなかった
僕は被災地に仕事で入る
テレビや新聞に出る場所はもちろん
全く報道されない小さな集落
色んな所を見ていろんなことを思った
大川小学校、女川、南三陸防災庁舎、気仙沼、石巻...
震災遺構に大型バスが次々来る所を見た
もはや観光地化されているじゃないかと思い辛かった
それも最近ようやく噛み砕いて理解出来るようになった
実際に被災した人は見るのも辛いだろうけど
テレビでしか見たことのなかった人に実際にそれを見てもらい感じてもらう
家に帰って伝えてもらう
それを考えればそれは大事なことなんだと思うようになった
昨日は気仙沼と唐桑で仕事をした
場所による差はあるが段々と片付きつつある被災地
被災して放置状態になっていた家などの解体も進んだ
ガレキの焼却も全て終わった
重機が盛んに動きまわり整地している
高台移転のために山を切り排出した土でかさ上げをしている
進んでいないと言われる復興は着実に進んでいる
広範囲すぎて見えにくいけれど
今まで散々撮るのを拒んだ被災地の写真...
でも今撮っておかないと自分はあの光景を忘れてしまうかも知れない
そう思うようになり少しだけれど写真を撮るようになった
僕も少しずつ被災地の写真をここで紹介していこうと思う
遠く離れた所に住む友人達に現状を伝えるためにも